2009年2月10日火曜日

アナログ、嗚呼、アナログ。

僕のところのアナログ再生環境はチープである。
ベスタクスの民生用ブランド、Guberのフォノイコライザー内蔵ターンテーブルCM-01に、カートリッジはナガオカのMP-110なのである。

アナログを聴いていると、頭が痛くなる事がある。
なにも再生音が酷すぎてという事ではなくて、我が家のチープな再生環境でも
うわ、CD勝てないなと思う瞬間が多々あるからなのである。
規格自体の、ソフトの優位性みたいなものを感じてしまうことにショックを受ける。
特にカートリッジをNagaokaのものに換えてから、アナログを聴くのがとても楽しい。
このカートリッジはコストパフォーマンス、えらく高いですよ。

対するCDプレイヤーは、プリアンプと同じAudiaのFlight CD Two。
上級機とは言えないかもしれないけれど、確実にエントリークラスの製品ではない。
値段の事をだすのは無粋かもしれないけれど、その差は何倍かはある。
けっして悪くない。こいつが悪いわけではないのだ。
そう、アナログディスクが、あの黒いやつが良いだけなのだ。

ターンテーブルの足場は自分で作ったラックだし、ノイズも入ってる。歪みもある。
だけれどチェロの響きの深さや、声の暖かさ、そのどこかがCDとは違う。
どっちか選べって言われたらそれは困るんだけれど。

これは由々しき問題なのです。
僕の持っているソースは圧倒的にCDが多いのだけれど、アナログと両方持っている盤ではどうにもアナログを聴いてしまうことが多い。
アナログの方がいいと感じているという事なのでしょうか。
アナログ盤は大きい。それは良い。素敵だ。
アナログにはお金がかかる。それは良くない。素敵じゃない。
でもこの先にもっとスバラシイ世界が待っていたとしたら・・・。

いつまで耐えていられるだろうか。
ナガオカのカートリッジをトップモデルに換える事くらいは許されるだろうか。脚元にボードを買う事くらいは許されるだろうか。
ケーブルをもうちょっと良いものにするくらい・・・。
何しろ許す側が自分なのだからタチが悪い。こと物欲との戦いでは勝ったためしがないのだから。

CDにアナログの素晴らしさを!といった製品も世の中にはいっぱいある。
でもそれはそれで正しくない気もする。変にひねらないで、アナログ持っている素晴らしさというものに身を浸せば良いのだろうか。
ちょっと気になるモノもある。
16bitノンオーバーサンプリング、ノーデジタルフィルター、そしてバッテリー駆動。
これなら良さそうな気がしません?
47LabのDACもノンオーバーサンプリング、ノーデジタルフィルターだった気がするけれど、さすがにバッテリー駆動までじゃないし。

目的が変わってきている気がする。いや、全ては納得のため、未知の世界のためだ。
きっとそうだ?




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