2008年5月19日月曜日

Sergio & Odair Assad ''Baroque''

その日に聴いた音楽の事を書いていってみようかと思います。
記念すべき一枚目(たまたまこれを聴いて
いた)、

Sergio & Odair Assad   ''Baroque''   wpcs-5085 (Nonesuch) 1993

ブラジルの兄弟ギタリスト、セルジオ&オダイル・アサドのバロック音楽
作品集。
スカルラッティ、ラモー、クープラン、バッハの鍵盤曲をギター2重奏に編曲したものが収められている。

アサド兄弟のことは、もともと好きだったピアソラが曲を提供してる事から知りました。
兄弟という関係から生まれる親近感は、もちろん演奏に現われています。
呼吸、お互いの呼吸が非常に自然に、また巧みに、音楽に空間を生んでいるようです。

何より僕はこの二人のリズムに心をぐっとつかまれてしまう。
このアルバムではそのバロックのリズムが、ピアノともチェンバロとも違うギターでのバロックのリズムがとても心地よく響く。
バッハの平均律クラヴィーア 嬰ハ長調の快活な響き、深い旋律が頭の中に響いて残る。
二つのギターがなっているはずなのですが、一台のクラヴサンのようにも聴こえる生き生きとした演奏です。

残念ながら現在は販売中止で、中古でしか手に入らないようですがもし興味がある方は探して聴いてみると面白いと思います。

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