2010年10月19日火曜日

TSD-15 SFL LZ/Nについて




TSD-15 SFL LZ/N / EMT

*特徴
EMTのカートリッジ、TSD-15 SFLのスケルトンモデル。
LZ/Nは停出力、Nudeの意味。
改造されて素っ裸、というのはEMTのカートリッジでは珍しくないようだけれど、これは公式モデル。
公式とはいえ、後ろの配線ピンまで固定マウントすらされていない本当に素っ裸モデル。
取付けが非常に困難。マグネット剥き出しだからネジはくっつくし・・・。チタンネジに感謝。

*音質
EMT!
熱っぽさと骨の太さを感じる、ちょっと特別な音。
それはイメージかな。でも僕にとってEMTはちょっと特別なイメージがある。
SFLは超楕円針だけあって、情報量は多い。
丸針の方がEMTらしさみたいなものはあるかもしれない。
繊細な音はこちらの方が得意でしょう。その繊細さもEMTの繊細な音ですが(笑)。
スケルトンならではの特徴は、それ故の軽やかさと解放的な音場表現かと。
EMTとしてはちょっと異端児な感じかも。
シェル付きの風格とはまた別の面白さ。でもいい音なんだ〜。

*総評
今カートリッジは高い。
これも定価20万円。ハイエンドではないけれど、高い。
だって消耗品ですよ?
でもEMTのカートリッジには、えも言われぬ匂いがある。
それに慣れてしまうと、やっぱり離れ難いんでしょうねえ。

うちのアームには、普通のEMTシェルは付けられない。
うちのプレイヤーにも付けられるこの限定モデルに感謝。
ターンテーブル、アマデウスとあわせると本当に素っ裸で、
何もかも剥き出しなのに、だんだんそれが当たり前に思えてくるのが怖い。
頼りないように見える配線や、自らを守る気が全くないその姿に惚れた人には、きっと微笑んでくれるであろう変わり者。
でもEMTは本当に良いものを作ると思う。
できたらずっと、大事に使いたい。





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