Sparklehorseのフロントマン(といってもソロプロジェクトですが)のマーク・リンカスが昨晩亡くなったそうだ。銃による自殺。
僕は彼の作る音楽がとても好きでした。
彼の音楽には確かに、死を近くに感じさせるところがあった。移ろいやすく消えやすい魂のようなものが、彼の音楽には宿っているように思えました。
あるミュージシャンを好きになって聴き続けるということの楽しみの中に、そのミュージシャンが新しい音楽を生み出し、それを聴くことができるということが大きくあると思う。
新たに生み出されるアルバムや楽曲を聴くことができるということは、今同じ時間を生きている音楽家出なければ味わえない。
ベートーヴェンもマイルスももう新しい曲をつくり出してはくれない。
新しく生み出される音楽を、今同じ時間の中で聴くことは、僕に取ってなによりも大きな歓びでした。
マーク・リンカスがもう新しい喜びをつくり出してはくれないという事を思うと、寂しい。ただ寂しい。
悲しむよりも、彼の音楽を聴こう。彼の音楽には過ぎて行ってしまうものの寂しさがある。
トム・ヨークとのコラボレーション、ピンクフロイドのカバー。
僕はあなたにここにいて欲しい。
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